更新:2015-09-27
作成:2015-09-12

スピンネットES-6510P 分解レポート

長年使っていたPanasonicの回転刃シェーバー「スピンネットES-6510P」の充電池が弱ってきて、フル充電しても3日ももたなくなってしまいました。
もう5年以上使っているので買い替どきなんですが、バッテリー交換でなんとかなるのではないか思い、分解してみました。
なおこのES-6510Pは、2014年春に後継機種ES-KS30(240Vまで対応)が発売されたため現在は生産終了しています。
また型番末尾にPが付かない旧モデルES-6510との違いは、Panasonicブランドではなく旧ブランドのNationalが使われているだけで、製品自体は同じもののようです。

スピンネットES-6510P 【充電式】

製品仕様は以下の通り。

刃: 回転式1枚刃(替刃 ES9392)
電源: プラグイン充電式(AC 100V)
充電時間: 8時間
使用日数: 1日1回3分で約7日
消費電力: 3W(充電中)
電池種類: Ni-MH蓄電池
本体寸法: 高さ13.0×幅4.5×奥行6.1cm
本体質量(重量): 150g(キャップ除く)
色柄: 黒

刃以外の全パーツ

電池はタブ付きのニッケル水素充電池、単3形(AA)で1.2V。
電流を測っていないので正確な容量は分かりませんが、旧モデルNational ES-699(ニッカド充電池)の取扱説明書には8時間充電で600mAhとあるので、ES-6510Pの容量はおそらく650mAhでしょう。
なお電池は中でガタつかないようにするためなのか、プラス側には折りたたんだ厚紙を挟み、円筒側面には帯状の厚紙が巻かれ、黄色いテープで固定されていました(写真では充電池を見えやすくするためテープを切っています)。
充電方式は準定電圧充電のようです。
AC 100Vをトランスで降圧し、半波整流&充電池からの逆流防止対策のダイオードを通って、充電池・モーターに並列に接続されていました。
安価な製品なのでどんな安全対策をしてるんだろう?と思っていたのですが、トランスに過熱防止用の108℃のヒューズがあるだけ。
回路基板の外見は、旧モデルES-699の取扱説明書の図とほぼ同じなので、ES-6510Pも旧モデルと同じものだと思います。
しかしまぁ、こんなに単純な充電回路で大丈夫なのですね。
なおモーターは1.5V用が使われているようです。

充電回路
(ニッケル水素充電池・整流用ダイオード・トランス・温度ヒューズ)

スピンネットES-6500P 【乾電池式】

ついでに、充電切れの際の予備で買っておいた乾電池式のスピンネットも分解してみました。
製品仕様は以下の通り。

刃: 回転式1枚刃(替刃 ES9392)
電源: 乾電池式(DC 3.0V)
電池種類: 単3形アルカリ乾電池(LR6) 2本
使用日数: 1日1回3分で約1ヶ月(Panasonicアルカリ乾電池の場合)
本体寸法: 高さ11.6×幅4.3×奥行5.8cm
本体質量(重量): 125g(キャップ除く・乾電池含む)
色柄: 白

刃以外の全パーツ
(背面ケースの裏側は電池ボックス)

こちらの回路は単純明快。スイッチを介して電池とモーターが直結されてました。
モーターは充電式のES-6510Pと違って、3.0V用が使われているようです。
ES-6510Pと比べると、なんだか力が弱いような…と感じていたのですが、まさかモーターが違うとは。

交換用の充電池は何がいいか

シェーバーは毎日使用・充電をする製品なので、自己放電はあまり考慮する必要はないと思います。
継ぎ足し充電でメモリー効果が発生しやすいニッカド充電池や、シビアな充電管理が必要なリチウムイオン充電池の使用は避け、メモリー効果が非常に少ないニッケル水素充電池を選ぶのがよいと思います。
そもそも、このシェーバーに使われていたのもニッケル水素充電池でしたし。
また容量は650mAh(推測)で8時間充電ですので、小容量のもので充分です。

という訳で単3形のタブ付きニッケル水素充電池を探してみたのですが、タブ付きのものは入手が難しいようです。

eneloop lite等の市販の単3形充電池を流用するしかないのかもしれません。