2003/2/25制作
ポケサテ! ポケモン視聴率の推移
アニメ「ポケットモンスター」が、2002年11月21日に「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」に変わりました。
また登場人物も、サトシ・タケシ・カスミの3人から、サトシ・ハルカ・マサト・タケシの4人になりました。
リニューアルきっかけは、視聴者層が変わり、視聴率が落ちてきたからだそうです。
1997年4月1日放送開始ですから、今年で5年目になります。
放送開始の年に生まれた子供が、幼稚園を卒業してしまうくらいの長さです。
だから、サトシの旅立ちの経緯、なぜカスミ・タケシと一緒に旅をしているのかを知らない子供がいてもおかしくはありません。
そこで、ふと疑問が浮かんできました。
どれだけ視聴率が低下したのでしょうか?
ということで、ビデオリサーチ社がホームページ上で公表している視聴率と、アニメ雑誌「ニュータイプ」に掲載されている視聴率を元に、分析してみました。
(レギュラー番組と、19時台に放送された特番が対象 視聴率は、関東地区のものを使用)
セキエイリーグ編は、#38「でんのうせんしポリゴン」の事故を境に、2つに分けてみました。
事故前よりも、事故後の方が視聴率が良くなっています。
これは、視聴率の平均でグラフを書いているためで、事故がなければ事故前の視聴率のほうが高くなっていたでしょう。
ただ、この事件がきっかけで、ポケモンの知名度は大人の世代を中心に上がりました。
そして知名度が上がったおかげで、ポケモンの視聴率が急落するようなことはなくなりました。
しかし、オレンジ諸島編と金銀編比べると、視聴率が大きく下がっていることが分かります。
月別 平均視聴率の推移
季節変動はありますが、視聴率が、ゆるやかに低下していることが分かります。
リニューアルの検討は、おそらく2002年6月頃はじまったと思われます。
しかし、2002年8月はヨーギラスを出して頑張るものの、月別 平均視聴率は最低を記録しています。
その後、ジョウトリーグ シロガネ大会で、なんとか10%に戻しました。
しかし「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」に変わってからは安定してきたようです。
一応、リニューアルの効果はあったようですが、これがいつまで続くかは分かりません。
とはいえ、視聴率が下がっていても、アニメ番組としての視聴率は高いほうです。
ポケモンよりも視聴者層が低めの「とっとこハム太郎」の最近の視聴率は、高くても9%程度です。
こういう分析は、年代別の占有率で分析すると面白いデータが出てきそうなんですが、あいにく入手できませんでした。
しかし、ビデオの販促チラシによると、1998年2月頃の4~12歳の占有率は40%以上だったそうです。
任天堂のサイトによると、1999年の4~12歳の占有率は平均43.4%でした。
これはかなり高い占有率です。
参考:日別視聴率(#1~#100・#101~#200・#201~#276・AG#1~#12)
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