正規表現 使用上の注意
本章では、ショートカットAppで正規表現を使用する際に、気をつけなければいけない点を説明します。
※ブラウザ・フォントによっては、半角のバックスラッシュが半角の円記号になってしまうことがあるため、本章では半角のバックスラッシュの代わりに、全角のバックスラッシュで表記しています。
注意点
通常のプログラミング言語で使われている正規表現とは異なる点が、いくつかあります。
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\(半角のバックスラッシュ)と、¥(半角の円記号)は同じ文字ではありません。
\dと書こうとして、うっかり¥dと書かないように気をつけてください。
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^は文頭、$は文末に、.は改行を除くすべての文字にマッチします。
この設定を変更したい場合、先頭に識別子(?s)(一行モード), (?m)(複数行モード)を付加してください。
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文字クラスは、使用できるものが限られています。
\c, \s, \S, \d, \D, \w, \Wなどは使用できますが、\n, \r, \tなどのメタ文字や、\x○○, \o○○, \u○○などの文字表現は使用できません。
なお[:digit:]などの、POSIX文字クラスも使用できます。
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文法は、The ICU regular expressionsに準拠しているようですが、メタ文字については前述のように一部しか使用できません。