作成:2020-08-02

共有ショートカット

本章では、共有ショートカットについて説明します。

概要

ショートカットAppでは、作成したレシピを外部に書き出したり、外部から取り込むことができます。
なお外部から取り込んだレシピのことを、「共有ショートカット」と呼びます。

書き出し

レシピを書き出すには、アクション「マイショートカットを取得」を使ってshortcutファイルとして書き出す方法と、icloudリンクを使ってウェブで共有する方法の2つがあります。

shortcutファイルとして書き出す場合、アクション「マイショートカットを取得」を使います。
ただし、これを使うとマイショートカットの中のすべてのレシピが書き出されます。
特定のレシピだけを書き出したいときは、「ファイルにフィルタを適用」を使用して、必要なレシピを抜き出してください。
なおバージョン3以降では、shortcutファイルとして書き出したレシピを直接取り込むことはできず、iCloud Driveとicloudリンクを経由する必要があります。
詳しくは、後述します。

icloudリンクの作り方

icloudリンクを使ってレシピをで共有する場合、次のように操作します。

  1. 共有したいレシピの右上にある…を長押しします。
  2. 「共有 」→「iCloudリンクをコピー 」→「リンクをコピー」を選択します。
  3. 「リンクをコピー」を選択します。
  4. 「✓ リンクがコピーされました」と表示されるとiCloudリンクが発行され、URLがクリップボードにコピーされます。

注意点

取り込み

共有ショートカットの取り込みについて、Appleでは、「友達や個人的なバックアップ、Webサイトなど、ギャラリー以外のソースからショートカットを追加できます。」と説明しています。
しかしバージョン3以降ではセキュリティ対策のため、取り込みはギャラリーと、icloudリンク(https://www.icloud.com/shortcuts/○○○○形式、https://workflow.is/workflow/○○○○形式〔旧バージョン〕)のみになりました。
ショートカットAppのギャラリーから必要なレシピ選択するか、icloudリンクのURLにアクセスすると、外部のレシピを取り込むことができます。
なお、icloud Driveにアップロードされているshortcutファイルについては、次の方法で取り込むことができます。

  1. アクション「ファイルを取得」で、icloud Drive上に置いたshortcutファイルを取得する。
  2. ファイルへのリンクを取得」を実行し、icloudリンクを発行する。
  3. URLを開く」で、そのicloudリンクのURLにアクセスし、レシピを取り込む。

〈参考〉
 → 共有ショートカットを有効にする - Appleサポート
 → ショートカットを共有する - Appleサポート ※リンク先はバージョン2.2のときの説明です

shortcutファイルの中身を見る方法

余談になりますが、書き出したshortcutファイルの中を見る方法を紹介します。
なおバージョン2.1以前で作ったものは、拡張子はworkflowです。

簡単にいうとshortcutファイルの正体は、バイナリ形式のplistファイルです。
このバイナリ形式のplistファイルは、macOSやiOSでよく使われています。
またテキスト形式のplistファイルというものも存在しており、こちらの正体はXMLファイルです。
テキスト形式のplistファイルは、macOSのベースとなったNeXTSTEPに由来するファイル形式です。

バイナリ形式のplistファイルは、macOSの標準コマンドplutilを使い、バイナリ形式のplistをXML(テキスト形式のplistファイル), JSONに変換すると、テキストエディタで中身を見ることができます。
またバイナリ形式のまま、任意のキーの値を追加・変更することもできます。
Windowsでは、iTunesをインストールしたときに一緒にインストールされる「Apple Application Support」の中にあるplutil.exeを使います。
使い方やオプションは、macOSのplutilと同じです。
ちなみにWindowsで、バイナリ形式のShortcutファイルを、テキスト形式のXMLファイルに変換するコマンドは以下の通りです。

"%COMMONPROGRAMFILES(x86)%\Apple\Apple Application Support\plutil.exe" -convert xml1 "%USERPROFILE%\デスクトップ\○○○.shortcut" -o "%USERPROFILE%\デスクトップ\○○○.xml"

なおXMLに変換した場合、このような内容が表示されます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd"> <plist version="1.0"> <dict> <key>WFWorkflowActions</key> <array> <dict> <key>WFWorkflowActionIdentifier</key> <string>is.workflow.actions.date</string> <key>WFWorkflowActionParameters</key> <dict> <key>CustomOutputName</key> <string>現在の時刻</string> <key>UUID</key> <string>4BEC755A-BB8E-4FEA-B5BB-02B360865637</string> <key>WFDateActionMode</key> <string>Current Date</string> </dict> </dict> <dict> <key>WFWorkflowActionIdentifier</key> <string>is.workflow.actions.getdevicedetails</string> <key>WFWorkflowActionParameters</key> <dict> <key>UUID</key> <string>5EF0D756-D3F1-458C-89ED-FCF2DA3E9CCB</string> <key>WFDeviceDetail</key> <string>Device Model</string> </dict> </dict> (以下略)