更新:2020-08-13
作成:2004-01-10
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観察日記 2003年9月

情報源を明示していない記事は、全て私の推測・主観によるものです。

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マッグガーデン上場 今後の動向
2003/09/17
マッグガーデンが、2003年9月22日に東証マザーズに上場します。
興味深い情報を手に入れたので、ここに一部を書いておきます。

マッグガーデンの売り上げ構成は、雑誌14%、コミックス78%、その他8%。
 どこの出版社も、漫画雑誌は儲からず、単行本で稼ぐという話を聞いたことがあるけど、本当だったのか。

平成16年には、東京と大阪に教室がある専門学校に、マンガの講師を派遣。
 講師は誰だろう?
関東・関西在住の中堅以上の漫画家となると、ある程度は絞込めますね。

「コミックブレイドMASAMUNE」は段階的に独立した月刊誌にする。
平成17年度内に、小学生、中高校生、ヤング(18~23歳)、ヤングアダルト(24~30
歳)、アダルト(30歳~)に、少なくとも1誌のコミック誌を取り揃えたい

 出版不況はまだ脱していません。特にマンガ雑誌の創刊は難しいです。
まぁ、どんな雑誌が出てくるかは、今後に期待しましょう。
 

キャラクターライセンシーとしての活動も行い、今年中に「キャラクター戦略室」(メディアミックスも取り扱う)を設置。
 アニメイトに、連載作品のキャラクターグッズが大量にあるのは、これが原因でした。

魔探偵ロキの出版権を取得
 「新撰組異聞PEACEMAKER」の出版権は、アニメ放映開始後にならないと譲ってもらえないようです。
当社は「月刊コミックブレイド」に連載されております木下さくら氏の作品「魔探偵ロキRAGNAROK」の前シリーズである「魔探偵ロキ」のコミックス(全7巻)の出版権を平成15年5月1日付にてスクウェア・エニックスより、作家を含めた3者合意のもと譲り受け、当社から出版することと致しました。当社への出版権譲渡後、スクウェア・エニックが同コミックスを重版することはありません。(以下略)

ポプラ社と組んで小学生低学年向けのコミック雑誌を開発。
今年中にコミック誌の創刊を予定。

 マッグは、編プロ&キャラクターライセンシーとして関わるようです。
 小学生低学年向けのコミック雑誌って、これのことかな?
小学低学年をターゲットとしたコミック雑誌「プレコミックブンブン」の12月創刊が決定。
小学生の間では知名度抜群のキャラクター「かいけつゾロリ」が軸となる。

アニメ化内定3作品あり
 アニメイトでのグッズの品揃えや、トレカの展開のなどの動向をみると、だいたいしぼれますね。
 個人的な予想では、EREMENTAR GERAD、ジンキ・エクステンド、tacticsあたりがアニメ化されそうな気がする。

マザーズ上場の理由
 上場して、スクエニと縁を切ろうということです。
簡単に言うと、スクェア・エニックスの支配から逃れるためです。
ずいぶんマッグに有利な契約ですね。
d. 当社は、その出版・販売・発売する出版物及び関連商品のうち、エニックスが出版するコミック誌に作品を掲載していた作家が関わるものについては、出版物の奥付等に「企画プロデュース」との肩書きを付したエニックスの名称(関連商品については肩書き及び名称の全部または一部)を記載する。
e. 当社は、エニックスに対し、当社の株式が上場または店頭登録されるまでの期間、当社が出版・販売・発売した商品のうち、上記dに該当するものについて、税込み小売価格の10%相当額(ただし、関連商品について、当社とエニックスが別途協議の上決定した場合はその金額とする)を四半期ごとに支払う。
f. エニックスは、当社の株式の上場又は店頭登録に関しなんら異議申し立てを行わない。

 併せて、同覚書では、e(当社からエニックスへの支払)に関し、和解に基づく支払金の対象となる出版物は、上場日の前日までを発売日とするものに限り、またd(「企画・プロデュース エニックス」と記載)については、かかる和解に基づく支払金の支払い義務の対象となる出版物に限る等、詳細事項を確認しております。



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